技術と効果

Reflection Control System & Vibration Control SYStem
Active Acoustic Reflection System【2aRs2】は、スピーカから放射された音を乱反射を抑え上下左右3方向で制御して、立体的で心地善い「目の前にステージが浮かび上がる、歌手が自分のために歌ってくれる」そんな音場を創ります。
従来型スピーカーボックスとの構造の違いを簡略した原理図を用いて解説します。

■従来型のスピーカーと【2aRs2】スピーカーとの構造の違い
 音はその高低によって進み方が異なります。低い音は拡散するのでどこから聞こえてくるのか方向がつかみにく、中高音は音が高くなる程真っ直ぐ進む性質を持っているので音が聞こえてくる方向がよくわかります。この中高音が左右二つのスピーカから聞こえてくることによりステレオ効果が生まれます。
 音の進み方については、この中高音について説明します。
 図1 従来型 側面    図2 【2aRs2】 側面

 一般的な従来型スピーカボックスの中を側面から覗いたのが図1です。スピーカーは、正面(図1の右側面)に取り付けられています。赤い矢印は、中高音がスピーカーから前方(図1の右側)に直進する様子を表しています。
 図2は【2aRs2】スピーカーボックスを側面から見た図です。スピーカーユニットを上向きに配置し、上面に向かった音を円錐状の音響コアに反射して前方(図3の右側)に進めます。 図3 従来型 上視    図4 【2aRs2】上視

図3は従来型を上から覗いた図です。音は正面(図の右側)に直進します。
図4は【2aRs2】を上から覗いた図です。下から上に向かった音は、円錐形の音響コアに反射して水平方向約180°(前方左右)に広がって進みます。

■Reflection Control System
 【2aRs2】は音の放射を前方180°に広げて制御することにより従来型には無い三つの効果を生みます。

 「良いスピーカーは本当にスピーカーの間にステージが浮かんでいるようで素晴らしい音がするが、何故だか聴き疲れするので長時間聞いていられない」と仰る方がいらっしゃいます。
音量や周波数特性など様々な要因が考えられますが、意外な要因もあります。
 通常、配置した二つのスピーカーを底辺とする正三角形を想定してその頂点で聞くのが最もステレオ効果が得られるとされています。このステレオ効果が得られるポイントを「スイートスポット」(下図赤印)と呼びます。高級なスピーカーほどステレオ効果が高くその分スイートスポットが狭い傾向にあります(図5)。
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ベストの音を聴こうと無意識の内にスイートスポットに頭を固定しようと筋肉が緊張する事が聴き疲れの一因となっている例もあります。
 一方【2aRs2】(図6)は左右のスピーカーから音を約180度に広く放射するのでスイートスポットが広く少々聞く位置が左右に振れても十分なステレオ効果を得られるので、リラックスして長時間音楽を楽しむことができます。      図5 従来型              図6【2aRs2】


 オーディオルームのスピーカーの前にはテーブルなどの家具が通常置かれます。
従来型(図7)の場合、スピーカーから下方に向かった音がテーブルや床面で乱反射し本来の直接音を乱します。
 【2aRs2】(図8)では、スピーカーから下方に向かう音は遮断され音を乱す乱反射が起こりにくくなっています。

図7 従来型              図8【2aRs2】



 【2aRs2】の第三の効果として天井への反射音があります。上方へ向けたスピーカーからの音が天井に反射し耳に届くので、これが音の立体感を増します。

三つの効果が相まって、音の乱反射を抑え、「目の前にステージが浮かび上がる、歌手が自分のために歌ってくれる」そんな音場を創ります。

*Sweet Spot Controlの効果については部屋の構造に左右されます。

■防振機構 Grand Earth System
 スピーカーユニットは振動(音)を発生する装置ですが、ユニット自体が振動すると本来の音を歪めます。従来型ではユニットが図9のようにフロントバッフルに取り付けられています。ところが、ユニットの一番重いマグネット部分がフロントバッフルの反対側にあるためマグネットが振動しがちです。高級スピーカーではスピーカユニットやフロントの剛性を高めてこれを抑制しています。
 【2aRa2】(図10)では振動減となるマグネットを直接支柱で支えることによりこの問題を原理的に解決しています。これが鮮明で力強い音の秘密です。 従来型(図9)     【2aRs2】(図10)